インタビューのプロがやっている100の聞き方/質問の組み立て編/#029『「誰が・何を・いつ・どこで・なぜ・どうやって・どのくらい」の切り口を持っておく』

中学校の英語の授業で、5W1Hという言葉を習った方は多いと思います。
「誰が(Who)・何を(What)・いつ(When)・どこで(Where)・なぜ(Why)・どうやって(How)」。僕はこれに「どのくらい(How much)」を加えた5W2H、7つの切り口を、いつも頭の片隅に置いて話を聞いています。
「どのくらい」は、量や金額ならHow much、数ならHow many、期間ならHow longと、聞きたい中身によって言い方が変わります。なんだ、そんな基本的なこと、と思われるかもしれません。でも、基本だからこそ、いざというときに頼りになるんです。
たとえば、ある社長さんが、ふと「実は一度、会社を潰しかけたことがあるんですよ」と口にしたとします。話を聞く側としては、ここが踏ん張りどころです。まずは「そのとき、どういう状況だったんですか」。返ってきた答えに、「それは、いつ頃のお話ですか」。「創業して1年目くらいかなあ」「そんなに早い時期だったんですね」。さらに「そのとき、支えてくれた人はいましたか」「どうやって乗り越えたんですか」「どのくらい追い詰められていたんですか」。こうして切り口を変えながら聞いていくと、ひと言で終わるはずだった「潰しかけた」という話が、ぐっと立体的になっていきます。
7つの切り口は、言ってみれば、ひとつの出来事をいろんな方向から照らす懐中電灯のようなものです。
普段の会話でも使えます。友人が「最近、キャンプにハマってて」と言ったら、「いつから?」「どこに行くの?」「誰と?」「どのくらいの頻度で?」。どれか一つを投げるだけで、話はするすると広がっていきます。
会話が途切れて、次に何を聞けばいいか分からなくなる。そんなときこそ、この7つを思い出してください。どれか一つは、きっと使える切り口が残っているはずです。
ただ、7つの中でひとつだけ、扱いに注意が必要な切り口があります。それが「なぜ」です。その理由は、次回お話しします。
※この文章は「魅力引き出しインタビュアー養成講座」のテキストや講義の音声データをもとにAIを活用して作成しています。
(きいてかく合同会社代表/プロインタビューライター いからしひろき)



コメント