インタビューのプロがやっている100の聞き方/第一印象・場づくり編/#031『第一印象は、最初の数秒で決まる』

インタビューは、最初の質問をする前から、もう始まっています。
応接室のドアが開いて、相手と目が合う。その瞬間、相手の頭の中では「この人に、どこまで話そうかな」という目盛りが、すっと決まってしまうんです。
心理学では、人の第一印象は、出会ってからほんの数秒、長くても20秒ほどでできあがると言われています。しかも、一度できた印象は、なかなか書き換わりません。
最初に「なんだか話しにくそうな人だな」と思われてしまうと、そこから挽回するのは、向かい風の中を自転車でこぐようなものです。
思い返してみてください。新しく担当になった営業さん、初めて行った病院の先生、引っ越しの見積もりに来た業者さん。名前を名乗られる前に、「あ、この人なら大丈夫そう」「ちょっと苦手かも」と、なんとなく感じていませんか。
その数秒で、相手はまだ、こちらの話を一言も聞いていません。判断の材料になっているのは、表情、立ち姿、身なり、そして最初のあいさつの声の調子。ほとんどが、言葉より手前にあるものです。就職の面接で「入ってくるところが勝負」とよく言われるのも、同じ理由です。
インタビューライターも、実は毎回、その面接を受けているようなものなんです。だから僕は、相手の前に立つまでの数秒を、本番のいちばん最初の質問だと思っています。こちらはまだ何も聞いていないのに、相手はもう「この人なら話してもいいかな」と、答えを出し始めているからです。
商談の初訪問でも、子どもの担任の先生との面談でも、パートナーのご両親へのあいさつでも同じです。大事な会話ほど、言葉を選ぶのと同じくらい、最初の数秒に気を配ってみてください。
では、その数秒を、どうやって整えればいいのか。身なり、服装、着く時間、そして本題に入る前のひと工夫。この章では、そのあたりを順番にお伝えしていきます。
※この文章は「魅力引き出しインタビュアー養成講座」のテキストや講義の音声データをもとにAIを活用して作成しています。
(きいてかく合同会社代表/プロインタビューライター いからしひろき)



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