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インタビューのプロがやっている100の聞き方/心の持ち方編/#010『何年たっても、次の取材が待ち遠しい』


心の持ち方について、ここまで9つのお話をしてきました。最後にお伝えしたいのは、テクニックではなく、ごくシンプルな感覚の話です。


僕は今でも、取材の前日になると、少しわくわくします。「明日はどんな話が聞けるんだろう」と。20年以上この仕事を続けていて、さすがに慣れてもよさそうなものですが、これがまったく慣れません。


先日も、地方の老舗旅館を切り盛りする、三代目の若女将に話を聞く機会がありました。事前に調べたプロフィールだけを見れば、家業を継いで数年目の、ごく普通の若女将です。でも実際にお会いして話を聞いてみると、東京での会社員時代に抱いていた「家業への複雑な思い」や、コロナ禍で旅館を畳むかどうか本気で悩んだ夜のことなど、資料には一切出てこなかった話が、次々に出てきました。ああ、今日も知らないことをたくさん知ることができた、と心から思いました。


どんな相手であっても、会う前から「この人の話は大体想像がつく」と思ってしまったら、そこで会話は終わりです。逆に、何十回、何百回と繰り返しても、「今日はどんな話が聞けるだろう」というまっさらな好奇心を持ち続けられる人には、相手も心を開いてくれます。

わくわくする気持ちは、演技ではごまかせません。


だからこそ、聞く前の自分に、正直に問いかけてみてください。「今、この人に会うのが楽しみか」と。もし答えがイエスなら、その日の会話は、きっとうまくいきます。


次回からは、いよいよ「事前準備」についてのお話に入っていきます。


※この文章は「魅力引き出しインタビュアー養成講座」のテキストや講義の音声データをもとにAIを活用して作成しています。


(きいてかく合同会社代表/プロインタビューライター いからしひろき)


 
 
 

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