top of page

インタビューのプロがやっている100の聞き方/事前準備編/#018『調べてきたことは、さりげなく相手に伝える』


せっかく相手のことを調べてきても、それが相手に伝わらなければ、実はとてももったいない話です。


第12回で、事前に調べることは相手への敬意の表現だとお伝えしました。でも、敬意は相手に届いて初めて意味を持ちます。心の中で「ちゃんと調べてきたぞ」と思っているだけでは、相手からすれば、何も調べてこなかった人と変わりません。


とはいえ、「御社のことは全部調べてきました」「ご著書は3回読みました」とドヤ顔でアピールするのは、ちょっと押しつけがましいですよね。そこで大事になるのが、「さりげなく」です。


僕がよくやるのは、相手の著書を持っていって、話を始める前に、そっと机の上に置くことです。その本は、ジップロックに入れて持ち歩いています。カバンの中で角が折れたり、傷がついたりしないように。取り出すときに「大事な本なので、傷つけたくなくて」と一言添えると、たいていの方は、表情がふっとほころびます。書いた本人にとって、自分の本は我が子みたいなものですから。僕も本は大好きなので汚したり傷つけたりしたくありません。


専門家に話を聞くときも、同じ考え方です。僕は下調べした資料を手元に広げながら、「素人なので、ぜひ教えてください」とお願いします。勉強してきたことは目の前の資料が物語ってくれるので、口では控えめでいいんです。ちゃんと調べてはきた、でも、あなたから直接学びたい。この両方が伝わると、相手は気持ちよく話し始めてくれます。


これは、日常でもそのまま使えます。取引先を訪ねるなら、先方のパンフレットに付箋を貼って持っていく。部下と面談するなら、最近の報告書をプリントして、手元に置いておく。言葉で「調べました」と言わなくても、相手はちゃんと気づいてくれます。


調べることと、伝えること。この二つがそろって、はじめて準備は相手に届くんです。


※この文章は「魅力引き出しインタビュアー養成講座」のテキストや講義の音声データをもとにAIを活用して作成しています。


(きいてかく合同会社代表/プロインタビューライター いからしひろき)

 
 
 

コメント


Copyright 2023 Kiitekaku All Rights Reserved.

bottom of page