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仕事実績:ブックライティング『いったん受けとめる習慣』



わたしがきいてかくお手伝いをした本、『いったん受けとめる習慣』(著者=中島崇学、版元=フォレスト出版)が2月10日に発売されることになり、現在アマゾンで予約受付中です。今回もフォレスト出版編集の寺崎様、著者の中島様のご厚意により、執筆協力としてクレジットいただきましたので、大手を振って(笑)ご紹介いたします。


この本は中島さんが3万人のビジネスマンに教えているたった一つのノウハウについて書かれた本です。それは、「何があっても否定しない」ということです。とてもシンプルですが、実践するのは難しいと思われます。例えば、自分の意図とは反することについてはどうなのか。それに対して中島さんは「いえ、いったん受け止めればいいんです。受け入れると受け止めるは違いますから」と言います。


なるほど。とりあえず、すべてにイエスというのだ。そして、続くのは「but」ではなく「and」であるとのこと。つまり、「アイデアはいいんだけどさ」と、企画会議でよく聞く"否定のための同意"ではなく、「うん。面白いね。じゃあ、実現させるためにはどうすればいい?」と、肯定しつつ自分の思う方向に持っていけというのです。


この本の最大にして唯一の教えは、実はこれだけなのです。この一文だけで、「あいわかった」と実践できるのなら、この本は買わなくていいでしょう。でも、シンプルだからこそ、実践するのは難しいのです。なぜなら、我々は無意識に「否定」する習慣が身についているから。元2ちゃんねるのひろゆき氏がもてはやされていることでもわかるように、「それはあなたの意見ですよね」と、相手を否定して論破することがかっこいいという世の中です。SNSで言論マウントしようとやっきな人は数多くいます。なぜそんなふうになってしまったのかも、中島さんは歴史や自らのサラリーマン経験(元NECの広報です)をもとに、ロジカルに解説してくれています。


そして、「いったん」とはいえ、「受けとめる」ことには胆力が必要です。家事をしてくれない夫、宿題をしない子供の言い訳に対して、果たしてどこまで冷静に「あなたの言うことはよくわかった。じゃあこうしたらどう?」と、受けとめることができるでしょう。少なくとも僕はそこまで冷静でいられる自信はありませんでした。人間は聖人君主ではないんですから。右の頬を打たれても左の頬を差し出すなんてできませんよと。そんな、俗的人間の私が、著者である中島さんに「じゃあ、こんな時はどうするんですか?それでもイエスと言えるんですか?」と疑問をぶつけることで、取材は進んで行きました。その全てに中島さんは見事に答えてくれました。まるで僕のくりだす「パンチ」に「キス」をするような柔らかさと温かさで(この「パンチにキス」は文中に出てきますのでお楽しみに)。


とにかくこの本はシンプルです。伝えたいこともシンプルだし、文章もシンプルです。わかりやすく読みやすく、ということを念頭にまとめました。私がこれまでお手伝いした本の中でも、わかりやすさでは一二を争うのではないでしょうか。だから多分、速読家の人は数時間で読み終えてしまうでしょう。でもきっと、数日したら、あるいは数週間したら、再び手に取りたくなるはずです。なぜなら、文章がシンプルで読みやすい=読んでいて気持ちいいからです。僕も何度読み返しても飽きません。目と頭に心地いいのです。


そして、「こういう時どうすればいいんだろう?」と、自分の生活で「イエスを言わなければならない」場面に直面した時の手引書にもなります。たくさんの具体的なエピソードが載っているからです。だから、読んだら本棚にしまうのではなく、デスクやテーブルなど、手の届くところに置いておくことをおすすめします。


最後に、これはビジネスマンだけでなく、あらゆる人のために作られた本です。個人的には、子育て中のパパママに読んでほしい。子供は親に認められてこそ伸びる。「でも、そんなこと、わかってはいるけど……」とモヤモヤした気持ちを抱えているあなたの気持ちを、「イエス、アンド」と、優しく受け入れてくれるはずだから。


ぜひ、お手に取ってみてください。 


Amazonのリンクはこちらです。

もちろん全国の書店でご予約頂いても構いません


担当:いからしひろき

クライアント:フォレスト出版


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