いま、メディア界隈は大きな変革期を迎えています。私も25年以上この業界にいますが、原稿の入稿がFAXからメールになり、写真がフィルムからデジタルになり、執筆の主戦場が紙媒体がネットメディアに変わった時よりも、大きなうねりを感じています。なぜなら、それらは環境や作業工程、ツールが変わっただけで、「良い取材をして良い記事を書く」という根本的な部分では変わらないからです。
でも、これからは仕事のやり方が根本的に変わってしまうのではないか感じています。そう、生成AIの台頭です。私も数年前から仕事に活用していますが、ここ半年で飛躍的に進歩しています。そしてこう思いました。「これは、やばいことになってきたぞ」と。この「やばい」には2つのニュアンスがあります。一つは「作業効率が爆上がりして嬉しい」のやばい。もう一つは「うかうかしてると仕事が無くなりそうで怖い」のやばいです。特にプレスリリースなど「情報が過不足なく入っていて整っていれば別に文章の個性は必要ないどころか邪魔になる文章」を書くという作業においては、近々生身のライターの出る幕が無くなるのではないかと危惧しております(プレスリリースもAIが自動で全て作ってくれる、ということではありませんよ。情報を整理するという作業は必要)。
いずれにせよ、ただ文章を書くだけの職人では、今後十分なお金をいただけなくなる可能性が、非常に高い。
じゃあ、私のようなライターは、どうやって食べていけばいいのか。答えは一つしかありません。AIにできないことをするしかないのです。AIができないことの一つに、「ネットには転がっていない生の情報を生の人間から手にいれること」があります。そして、「それをどうすれば面白く、価値ある情報として発信するかという編集者的視点を磨くこと」もそうです。さらに、それらの精度を高め、結構な頻度で日々回していくこと。とりあえずこれしかないのではないかと、私は思い至りました。
ま、簡単にいえば、新鮮な情報に日々触れ、多くの人に直接話を聞くということなのですが、問題は情報の質と人です。自分がすでに知っているような情報や、仲の良い知り合いばかりでは、鮮度が落ちます。大事なのは、自分が知らない情報や、それを持っている人と触れ合うこと。その触れ合いが常に新陳代謝して陳腐にならないこと。
そういう場って、意外とないなと。
で、現在、ライターや編集者を中心とした「ライターの仲間」と、経営者や広報担当者を中心とした「プレスリリース研究会」という2つのフェイスブックグループを運営しているのですが、この二つのグループをガッチャンコ(昭和だなあ)したらどうなるだろう? と思い至ったわけです。
片や取材したい(ネタが欲しい)人の集まり、片や取材されたい(ネタを提供したい)人の集まり。あれ、これって最高のマッチングじゃない?──
というわけで、取材したい人と、されたい人をつなぐ交流の場をフェイスブックグループとして立ち上げました。名前は「メディアブリッジ (produced byきいてかく合同会社)」。文字通り、メディアで自分達の価値を発揮したい人たちの架け橋となれば幸いです。
取材したい人か、されたい人なら、肩書きや所属は問いません。ただし、場は荒らされたくないので、参加については紹介性とさせていただきます。(いま僕とフェイスブックで繋がっている人はもちろん参加OKです!)
というわけで、参加ご希望のかたは、こちらのURLからどうぞ!
facebookにログインした状態で、「グループに参加」をクリックしてください。参加リクエストが運営側に送信されます。承認まで少しお時間をいただくかもしれませんが、ご了承ください。
活用方法は基本的に自由です。
「こんなネタあります!」
「こんなネタほしい!」
「こんなことやるんで取材して!」
「こんな人いませんか?」
「うちの会社のオウンドメディアの記事を作ってくれる人いませんか?」
「インタビュー記事のイメージ写真の撮影場所としてつかえるおしゃれなオフィスはありませんか?」
などなど、積極的に発信してください。
直接つながっていただいても構いません。
(行動や発言について細かいレギュレーションは設けませんが、あまりにも一般常識から逸脱していると感じられた場合は削除や退会をお願いする場合があります)
ただし、一つだけ条件というかお願いがあります。
メディアブリッジがきかっけで記事掲載など成果が生まれたときは、メディアブリッジ内で報告投稿していただきたいのと、ご自身のSNSなどで「メディアブリッジでつながりました!」みたいなかんじでご紹介いただきたいのです。(ハッシュタグは #メディアブリッジ取材のかけはし )。
ご参加お待ちしております!
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